相続によって実家を引き継いだものの、誰も住む予定がなく解体を検討されている方は少なくありません。特に鹿児島市では団塊世代の相続ピークを迎え、空き家問題が深刻化しています。本記事では相続した実家の解体に必要な手続きや費用、鹿児島市で利用できる補助金について詳しく解説します。

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株式会社鷹輿業は鹿児島県鹿児島市冷水町を拠点に、木造・鉄骨造・RC造など各種解体工事を手掛けています。相続物件の解体から残置物処分、外構工事までワンストップで対応し、地域に密着したサービスを提供しています。
相続した実家を解体する前に確認すべきこと
相続した実家を解体する際は、事前に確認すべき重要な項目があります。これらを把握しておくことで、スムーズな解体工事を進めることができます。
相続登記の完了が最優先
2024年4月より相続登記が義務化されたことで、相続発生から3年以内に登記を行わなければなりません。解体工事を行うには建物の所有者であることが前提条件となるため、相続登記が完了していない状態での解体は原則として認められません。相続人が複数いる場合は遺産分割協議を済ませ、登記名義を明確にする必要があります。司法書士への依頼費用は5万円~10万円程度が相場です。
建物内の残置物の処分
実家には家具や家電、思い出の品など多くの残置物が残されています。解体工事前にこれらを処分しておくことで、解体費用を抑えることができます。当社では残置物処分も承っており、仏壇や遺品整理が必要な場合も対応可能です。自治体の粗大ごみ回収を利用する場合は、事前予約が必要で回収までに数週間かかることもあります。
近隣への事前説明
解体工事は騒音や振動、粉塵が発生するため、近隣住民への事前説明は必須です。特に住宅密集地では配慮が求められます。工事期間や作業時間帯、連絡先を記載した挨拶文を配布し、工事開始の1週間前までに説明を行うのが一般的です。当社では近隣挨拶も代行しており、トラブルを未然に防ぐ対応を心掛けています。
解体前には相続登記の完了、残置物の処分、近隣への説明の3点が特に重要です。これらを怠ると工事が遅延したり追加費用が発生したりする可能性があります。
鹿児島市における解体の手続きと流れ
鹿児島市で解体工事を行う際は、法律に基づく届出や各種手続きが必要です。適切な手順で進めることで、法令遵守とスムーズな工事進行が可能になります。
建設リサイクル法の届出
床面積80㎡以上の建物を解体する場合、建設リサイクル法に基づく届出が必要です。鹿児島市では工事着手の7日前までに、鹿児島市建設局建築部建築指導課へ届出を提出します。届出には建物の構造や解体方法、廃棄物の処理計画などを記載します。当社では届出書類の作成も代行しており、お客様の手間を軽減します。
ライフラインの停止手続き
解体工事前には電気・ガス・水道の停止手続きが必要です。電気は九州電力、ガスは日本ガス鹿児島営業部、水道は鹿児島市水道局へそれぞれ連絡します。特にガスは立ち会いが必要で、事前予約が必須です。電気と水道は工事中に使用するため、解体工事会社と相談の上、停止時期を決定します。
解体工事の実施
解体工事は通常1週間~2週間程度で完了します。木造住宅の場合は比較的短期間で終わりますが、鉄骨造やRC造は期間が長くなります。工事完了後は建物滅失登記を法務局に申請します。この登記は解体から1ヶ月以内に行う義務があり、怠ると10万円以下の過料が科される可能性があります。
鹿児島市の解体費用の相場と内訳
解体費用は建物の構造や立地条件によって大きく変動します。鹿児島市における相場を理解し、適正な見積もりかどうか判断することが重要です。
構造別の解体費用相場
鹿児島市における坪単価の目安は以下の通りです。木造住宅は解体が比較的容易なため費用が抑えられますが、鉄骨造やRC造は重機や作業時間が増えるため高額になります。
追加費用が発生するケース
基本的な解体費用以外に、以下の条件で追加費用が発生します。アスベスト除去は法律で義務付けられており、含有調査だけで3万円~5万円、除去工事は規模によって数十万円~数百万円かかります。狭小地や重機が入れない立地では手作業が増え、費用が1.5倍~2倍になることもあります。庭木の伐採や庭石の撤去、浄化槽の撤去なども別途費用が必要です。
相続登記と解体のタイミング
相続登記と解体工事の順序を正しく理解することで、法的トラブルを回避できます。2024年の法改正により、相続登記の重要性が一層高まっています。
2024年義務化された相続登記
2024年4月1日より相続登記が義務化され、相続を知った日から3年以内に登記申請が必要になりました。正当な理由なく申請を怠ると10万円以下の過料が科されます。法務局では相続登記の相談窓口を設けており、鹿児島地方法務局でも無料相談を受け付けています。
登記前の解体は原則不可
建物の解体には所有者の同意が必要なため、相続登記が完了していない状態での解体は推奨されません。複数の相続人がいる場合は全員の同意が必要で、トラブルの原因になります。まずは相続登記を完了させ、所有権を明確にしてから解体工事に着手することが重要です。
解体後の土地活用の選択肢

解体後の土地をどう活用するかは相続人にとって重要な判断です。将来的な計画を立てた上で解体を決断することをお勧めします。
更地での売却
老朽化した建物付きよりも更地の方が売却しやすいケースが多くあります。特に住宅地では新築を希望する購入者が多く、更地であることが有利に働きます。ただし、建物がなくなると固定資産税の住宅用地特例が適用されず、税額が最大6倍になる点には注意が必要です。売却予定がある場合は、年度内に売却を完了させることで税負担を軽減できます。
駐車場やコインパーキングとして活用
売却予定がなくすぐに利用しない場合は、駐車場として活用する方法があります。鹿児島市中心部や駅周辺では月極駐車場の需要があり、安定収入が期待できます。コインパーキングは初期投資が必要ですが、立地によっては高収益が見込めます。草刈りや整地などのメンテナンス費用も考慮して判断することが大切です。
鹿児島市の補助金・助成金制度
鹿児島市では老朽化した空き家の解体に対して補助金制度を設けています。条件に該当すれば費用負担を大幅に軽減できます。
老朽危険空家等除却補助金
鹿児島市では「老朽危険空家等除却補助金」を実施しており、一定の条件を満たす空き家の解体費用の一部を補助しています。補助対象は1年以上使用されていない建物で、周辺に危険を及ぼす可能性がある老朽化した建物です。補助額は解体費用の2分の1で、上限は50万円です。申請には事前調査が必要で、鹿児島市住宅課へ相談することが第一歩になります。
申請のタイミング
補助金申請は解体工事前に行う必要があります。工事着手後の申請は受け付けられないため、必ず事前に鹿児島市へ相談してください。予算には限りがあり、年度内で終了することもあるため、早めの申請が推奨されます。申請から交付決定まで1ヶ月~2ヶ月かかることを見込んでスケジュールを立てましょう。
補助金の条件
対象建物:1年以上未使用の老朽危険空家
補助率:解体費用の2分の1
上限額:50万円
申請先:鹿児島市住宅課
申請の流れ
①事前相談:市へ建物調査を依頼
②申請書提出:必要書類を準備
③交付決定:1〜2ヶ月後
④工事着手:決定通知受領後
まとめ
相続した実家の解体は相続登記の完了、手続きの把握、費用の見積もり、補助金の活用など多くの要素を考慮する必要があります。鹿児島市では団塊世代の相続ピークを迎え、解体工事の需要が高まっています。適切なタイミングで解体を行い、将来の土地活用計画を立てることが重要です。当社では解体工事の流れから補助金申請のサポートまで、お客様に寄り添った対応を心掛けています。相続物件の解体でお困りの際は、ぜひご相談ください。







